ミニマリストよりシンプリスト

中古マンションを購入し、さてどんなお部屋にしつらえようか、

と考えた時に参考にしたのがミニマリストさんの本でした。

部屋が狭く家具は最小限しか置けないという事情もありましたが、

それよりインテリアに費やすお金がないのが理由。

 

ミニマリストとは

”物や情報に振り回されず、本当に必要な最低限の持ち物だけで、

快適な空間を創造できる人々”という解釈でよろしいのでしょうか?

 

さて、最小限での暮らしとはいったいどんな感じなのか。

いろいろ読んでみたところ

 

・・・・・・・・・・・私には無理。

 

もはやインテリアどうこうではなく、生き方の問題ですよね。

ミニマリストにも、生活の無駄を徹底的にそぎ落とす極限派と、

(タレントの島崎和歌子さんとかね)

厳選したお気に入りの物だけと暮らすシンプル派があるようですが、

どちらにしてもミニマリストと呼ばれる人々、

手放しジャッジが厳しすぎ!!

きっと物事を合理的に処理できるんでしょうね。

 

私がミニマムな暮らしと相いれない一番の理由は、

多分60歳という年齢と、

おひとり様というライフスタイルだと思う。

60歳の老女ががら~んとした殺風景な部屋でぽつんと暮らす。

考えただけで侘しさが漂ってきませんか。

 

例えば乱雑に並べたクッション、

棚を飾る小さなオブジェ、

壁に掛けたポストカード。

生活には必要ないかもしれないけれど、

その物たちが醸し出すぬくもり感が

60歳おひとり様の部屋には必要なんだと感じました。

 

断捨離だとか、終活だとか、

身の回りをスッキリ整えることは

確かにある程度年を取った人間のたしなみかもしれません。

だから、そこそこのシンプリストを目指すことにしました。

かくて私の小さな部屋は、最小限のチープな家具と、

心を潤してくれる無駄な物が点在する空間に仕上がりました。

 

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愛すべき無駄小物たち